今日は普段より長くなります。
僕が歴史の勉強をしていたことは、これを読んでる方なら大体知ってるでしょう。
その事に関して一番多く感じたのは、「歴史=年表暗記」みたいなイメージを抱いてる人が大半である、と。
これは高校まででやる歴史が受験用なので、そこで求められるのが暗記だったからしょうがないと。
正直な話、大学のテストで「○○○が起こったのは何年?」みたいのはありませんでした。僕が学生の頃でも「そんなのまとめて書いてある本を一冊持ってりゃ済むことじゃん」的な空気でした。(もちろん、「これくらいは当たり前」というある程度のハードルはありましたが)
ほんと、逆に専攻外のことはすっかり忘れてるくらい。学生時代にやったバイトで、そこの社員の方と休憩中に話すこと無いから「学校では歴史の勉強してて…」みたいなこと言っちゃうわけですよ。(こういうのは言わない方がいい。史学科あるある)
そのときの会話。
社員「894年(唐突)」
げ「…え?」
社員「遣唐使廃止だよー(嘲笑)」
クイズで☆1の問題が逆にわからない、みたいな感じでしたよ…。
えー、ここまでが本編に入る前の前口上ですよ!
職場で添付画像のような印刷物を発見しました。コピー機の中で。気がつかなかったらそのまま裏に印刷されてプリントアウト→用が済んだらゴミ箱ぽいコースですよ。
これもコピーなんでオリジナルはどこかで誰かが大事に保管してるのかもしれませんが、僕はスルーできませんでした。
古文書とか、当時の人はなんとも思ってなかったので手紙の裏に日記書いたり出納帳つけたりしてて。いざその時代を研究しようとしたときに「よく見たら裏の方に大事なこと書いてあるじゃん!」なんてよくあることで。
上に書いたように「年表なんて本を持ち歩いてれば」もそうですが、今は(歴史に限らず)学校でパソコンの授業だってあるわけだし、暗記力より、求める情報をより早く、正確に見つけるスキルの方が重要になって行くのではないかな、などと…。いや、完全にそういうこと言ってる人の受け売りですが。
というわけで、ここで僕がアップロードしたことにより、この情報はたぶん残る。クラウドしちゃうゾ〜。
脱線しますが、「個人がネットに上げたデータを本人の死後どうするか?」みたいな話題もよく見かけるようになりました。難しいですなあ…。
「歴史学は虚学」と先生も言ってましたし、自分もそう思ってました。ですが、この後に「でも、他の学問でもまずやることは『その学問の歴史』を勉強することだし、ある意味すべての分野での実学とも考えられる」と言ってたかな、と。
かなり無理矢理ですが、あの四年間…正直どうしようもない阿呆学生でしたが、ちょっと地面に足が着いた感じがして、無駄じゃなかったと思った。(感想)
余録
しばらく前になりますが、イタリアに留学してたイタリア君と会っていろいろ話しました。僕のイメージだと「もうイタリア人になっちまえよ!」と思うくらい留学してたはずなんですが、「三年くらいだよ?」…うーん、その割にあんま会ってないよな?「いや、確か一年前に」…あれっ?
そんなイタリア君と、イギリス君(イギリスに留学した男)について、
「俺たち枢軸同盟としてはあいつ敵だからな」
「うーん、でもその前に日英同盟があったわけだし…てか、お前(イタリア君)、裏切ったじゃねぇかよ!ドイツさんに謝れ!(ドリフターズネタ)」
こんな話ができるのも史学科ならでは。楽しかったので来月こそ飯食いに行こうぜ!
じゃあこれまで。(歴史教育についても一言書こうと思ってたけど、危険なのでやめときます。真・女神転生のように「ニュートラルな視線を保つこと」。ゲーム内でもそれはかなり難しい事だったように、現実でも難しいよ…でも頑張る!)
完