急に更新間隔が短くなったことに違和感を覚える方もおられるでしょう。インフルで会社休んで自宅で寝てるだけだから、ブログを書く暇はモリモリあるわけです。
というわけで、『コトノバドライブ』という漫画の話をしたい。作者は『ヨコハマ買い出し紀行』の芦奈野ひとし先生。
主人公は「普通の人には見えないものが見える」ことが昔からある。それらの「ちょっと不思議な体験」を描いた漫画です。
この3巻に主人公が旧来の友人とお酒を飲むエピソードが収録されている。そこに描かれていることを大まかに書くと
主人公は普段はスクーターに乗っているので滅多に酒を飲まないのだが、この日は友人宅に泊まることにし、二人で久しぶりに楽しい酒を飲む。友人は先に寝てしまうのだが……。気が付くと友人が薄紅く光っている。そして自分も。
「はたちになって少しのお酒でもはしゃいでいた頃、私たちは光っていた」
「本当に楽しいお酒を飲むと人は光るものなのかもしれない」
「最近は(主人公を含め)お酒を飲んで光っている人を見ない」
「楽しいお酒を飲む人が減ってしまったのか、自分の感じ方が変わってしまったのか……」
この件が物凄い自分に刺さったんですね。確かに私も光っていない。同じくこの作品を読んでいる某友人も「最近全然光ってない」と言っていました。
もうだいぶ前から「お酒=楽しいもの」という認識ができなくなってしまった。確かに私自身も変わっただろう。年齢的にもそうだし、まあ色々と。
こういう漫画をもっと読めよ!
などと上手いまとめ方ができなかったのでこれで終わりになりますが、こういう漫画を楽しいと思えるうちに読んでおいた方がいいんじゃないかな、と私は思います。全然違う漫画ですが、カバーの宣伝文句に「感性が死ぬ前に読んでください」と書いてあったのを思い出したので。
勿論貸し出しOKだけど、なるべく新品で買ってくれるといいかもね。電子版もあるので、どうかひとつ。