大学の同期、もんた・りょうと三人で飲んできた。この二人は音楽だの野球だの赤羽だので馬が合うらしいんだが、俺一人社会からドロップアウトしたただのくそオタク。なんでこの三人が大学を出てから十年(!)経つのに頻繁に連絡を取り合い、飲みに行ったりするのかというと、大学時代に共通の敵と戦っていたから。冗談じゃなく、あの時進むべき道を誤っていたら命を狙われてもおかしくない状況に巻き込まれてた可能性もあったからね。敵がいると結束も強まるんですよ。考古学の仲間とはまた違う結束力が。
今回はりょうに間もなく第一子が誕生するというので、前祝いである。俺はまだ風邪が抜けきってないので乾杯のビールだけであとは烏龍茶にしておいた。それぞれ積もる話をしゃべった。
二人は(中身はド変態だが)ちゃんと会社勤めをし、りょうは結婚してるし、もんたも今いい感じの女がいるとか。
んで俺はそういうわけなので「女隠れオタクを紹介してくれ」と言ったのだが、こいつらオタクじゃないから「見分け方がわかんねえよ」とか言うんですよ。
その時俺は上手く説明できなかったが、いるんだって!携帯の着信音とかパソコンの壁紙とかにこっそりオタ要素を忍ばせているのが!「わかる人にだけわかってほしい」みたいなのが!オタクは影に生きて影に死ぬ宿命だから!
なんか江戸幕府の隠れキリシタン狩りみたいな感じになってしまったが、そんなに間違ってないと思うんだ。
あ、ジブリとかディズニーとかはオタとは言わないんで。小・中学校の卒業遠足がディズニーランドだったのに、ひたすらゲーセンにいたからな、俺は。獣王記やってたからな。
二時間もいなかったが、声がガラガラ。普段しゃべらなすぎ。
まあとりあえずお疲れ。またそのうち。