平面に生きて平面に死ぬ!

けいおん!の映画。二回目。前にも書いたけど、原作もTVアニメも見たことないです。ヲタ方面にアンテナをはってれば自然と入ってくる程度の知識しか持ち合わせていません。

それでも面白いんだよなぁ・・・。ほんと、「真っ直ぐな良い話」なんすよ。これは映画館でやってる内に観といた方がいいです(迫真)。

でも、これが実写映画だったら正直「けっ!」とか「嘘くさ!」という捻じ曲がった感想しか抱かなかったと思う。アニメ(ゲームなど)って、もう「フィクションであること」を大前提として楽しむわけじゃないですか。そんで、作り話をハレ(非日常)のモノとして捉えるんスよ。それが実写になっちゃるとなあ・・・違ってきちゃいますよね・・・。(実写映画を否定してるわけではない。実写には実写でしかできない面白さはあると思う)

こういう、「真っ直ぐな良い話」とか「少年たちが苦難を乗り越えて成長していく冒険活劇」みたいのって、アニメやゲームみたいな媒体でしか楽しめなくなってるのは、俺が手遅れ過ぎるヲタだからか?

ずいぶん前だけど、とあるブログで「『けいおん!』がヒットしたのは『リンダ・リンダ・リンダ』(という映画。実写)が成功したという下地があったらからでは?」と書いてる方がいらっしゃったんだが、俺はそんな関係してないと思うんだよなぁ。ファン層はそんな被ってないんじゃない?と思う。

※『リンダ・リンダ・リンダ』:女子高校生バンドが学園祭でブルーハーツの曲を歌う。その歌うまでにいろいろな人間模様が描かれてて・・・、みたいな映画。映画館で観ましたよ。

『ソラニン』も原作は好きだけど、実写か・・・と思って観に行かなかった。『檸檬のころ』(これは豊島ミホさんの小説。高校生たちの「良い話」系)も実写だったんだよなあ・・・(観てない)。

なんかもう、話まとまんねぇよ。

けいおん!の話に戻すか。

「クスッ」としちゃうゆるい笑い。高校生たちの友情、絆。そういうの。

あと、音楽も「いかにもバンドです」って感じの曲ばっかで、それを映画館のスピーカーで聞くわけですよ。特にベースの低音が「ドドドドド!」と響くのがいいですね。

またちょっと脱線しますが、何年も前にライブハウスというところに行ったことがある。単にお世話になってる人が「やるから来てよ」というので行っただけ。「あーもーうるせぇぇー!」の一言。音はでかけりゃいいってもんじゃねぇだろ!と思った(けど黙っておいた)。ゲーセンに関しても必要以上にうるさいのは嫌い。

そういう意味で、「映画館の音量」っていうのは普段CDでしか音楽を聞かない人にはちょうど良い(ちょっとした非日常を味あわせてくれる)と思うんだけど。

空港の動く歩道で頬をふくらませてるムギちゃんが個人的ベストショットでしたね。

終わり方もさぁ、良い余韻に浸らせてくれるんスよ。

まあね、そんな話ですよ。社割で原作買うべきか、これは?とまで思ったけど、今の積読本の多さを鑑みて自重しときます。

最後に一言。「あずキャットく」をどうにかして日記にねじ込もうとしましたが、無理でした。面白いけど、汎用性は低いと言わざるを得ません!ではまたそのうち。

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