IPv6対応が意外に難しかった件

家のマンションはCATVのネット回線が引かれているんだけど細い回線(LANケーブルで分配しているらしい)を多くの世帯で分け合っているため非常に残念な回線速度となっていました。

そんな状況に我慢できなくなりnuro光のマンションタイプを申し込んでここ2年弱使っております。

しかし、nuroから貸与されるF660AというONUが非常に残念な仕様だということでIPv6の扱いに苦労しました。

問題点はリンクを参照してもらうとして、とにかくデュアルバンドWifi6対応のために自前のルーター (Archer AX90) をかますとIPv6がクライアントに払い出されないというクソ仕様。ニントモカントモです。

色々いじっているうちに解消できたので備忘録として書いておきます。

F660Aの設定はArcher AX90へのDMZを設定します。具体的にはこちらを参照。

次に「ネットワーク>>LAN>>プレフィックスデリゲーション(IPv6)」でRAのみを有効にします。DHCPv6は無効にするのがポイントのようです。F660Aの設定はこれで完了です。

AX90の設定は詳細設定→IPv6の項目でIPv6をONにして、インターネット接続タイプを「動的IP （SLAAC/DHCPv6）」に設定。さらにその下のIPv6 LANにある「割り当てられたタイプ:」を ND Proxy を選択して設定を保存します。

最後にF660A→AX 90の順番で再起動すれば自動的にクライアントにIPv6が割り当てられるはずです。

参考にしたサイトへのリンクを貼っておきます。

https://y2lab.org/blog/inet/ipv6-nw-segmentation-on-nuro-service-8769/

y2lab.org

EdgeRouter X を NURO 光で使う ― その2: IPv6 with ndppd | minami

はじめに 前回の記事では EdgeRouter X (ER-X) の初期設定を行い、IPv4 での接続を確立するところまで説明しました。この記事では NURO 光の ONU における IPv6 の扱われ方を解明した上で、ndppd（NDP Proxy）を使うことによって ER-X とそのネットワーク...

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