彼女と富士の映画館へ。自称シネコンなのだが全部のスクリーンで客席が100席程度。まじかよ。お陰で最前列で鑑賞するはめに。
電車男の内容はまとめサイトに譲るとして、俺が驚いたのは中谷美紀の演技力というかオーラというか。あの映画は中谷美紀抜きにして成り立たないといっても過言ではない。もしも中谷美紀じゃなかったら観る価値のない駄作映画だっただろう。
ただ、内容的には毒男の方々を馬鹿にしきった内容。映画の中の毒男板住人は夫婦そろって毒男板住人かよ!とか眼鏡っ子看護婦の毒男板住人とか絶対にありえねー!その他の毒男の方々はヒッキーとヲタだけという偏見に満ちた内容。普通の毒男板住人と思われる勤労青年は完全に無視ですか、そうですか。
というわけで独り者の毒男の方はこの映画見ると気分を害する恐れがあるのでお推めしません。
ヲタであるが故ピュアな心と少しの勇気を持つ電車男と、外見はヲタからイケメンになったとは言えやっぱりヲタである電車男のピュアな心を受け入れるエルメスのトゥルーラブストーリーという主題が、コミカルな場面に埋没してうまく描くことが出来ていない様な気がする。
ラストの外見ヲタに戻るシーンでそれを表現しようとしているのだろうが…。*1
*1:この項はあくまでも映画版の話ですからね。後日談を含めたネタとしての電車男は別物とお考え下さい。
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