電気代値上げ

COVID-19の影響はようやくなくなってきましたが、今度は電気代の値上がりという試練が押し寄せています。

深谷のロボットは2月1日から1プレイ200円(対戦ゲームは100円)に変更となるようです。
























アーケードゲームはスペースインベーダーの時代から1プレイ100円だったので、
45年間ほぼ据え置きだったということになります。
消費税を考慮すると現在は1プレイ91円なのでむしろ値下がりしています。

2009年頃にはTAITOが都心部の店で1プレイ120円に値上げした記憶がありますが体験しにいく暇もなくすぐに100円に戻りました。

消費税が上がるたびに値上げが議論されてきましたが、据え置きのまま現在にいたっています。
パチンコ・パチスロはほとんどの店が1000円250発/50枚から1000円230発/46枚にして消費税分は転嫁できているのですが、ゲームセンターは一切できていないので特に厳しいと思います。


メダルゲームの値下げ競争についてはbayonブログでも2016年に取り上げられていました。
http://bayon-game.com/?p=12093
http://bayon-game.com/?p=12285

傲岸不遜な文章構成は置いといて。

この話ってメダルゲームに限った話ではないと思います。
社会現象を起こしたバーチャファイターシリーズも当初は1ゲーム200円でしたが、どこのゲーセンも100円にしていました。 対戦が盛り上がってくると通常2本先取で勝ちになるところ、3本先取設定に変えている店もありました。

その後大流行したビートマニアシリーズも200円でしたが、しばらくするとほとんどの店が100円になりました。
ビートマニア2DXはロケテスト時代は1プレイ300円でした。(プレナ幕張にて)

QMAも200円だったのが100円になり、200円3クレになり・・・

プライズ機、プリントシール機を除くとゲームセンターという業界は薄利多売で過当な値下げ競争をしてきた印象があります。
とはいえ、私(ユーザー)も結局安い方に飛びついてしまっているので何とも言えないところですが。

メダルが1000円50枚のゲームファンタジア小岩店と1000円100枚の地蔵舞ゲームコーナーがあれば、後者に行っていましたし、葛飾某所に1プレイ33円のゲームセンターがあると聞けば皆で遊びに行ったものです。(セガラリーが33円で遊べるのは流石にやり過ぎだと思った)

なので値上げするしかないという状況ではありますが、店舗が対応に二の足を踏むのもわかります。
上記の33円の店が1プレイ50円に値上げした途端客数が激減し、間もなく閉店してしまった状況を見ているので。

とはいえ、今般の物価高はここ40年間なかったものです。
深谷ロボットのように値上げに踏み切らないと営業継続は難しいのではないでしょうか。
パチンコ業界のように組織力が高く足並み揃えて値上げできれば良いのですが、ゲームセンター業界はそうは行かないのかな。
「大手が値上げして中小が追随する流れ」になればスムーズに値上げできると思います。

自分の出来ることといったらレトロアーケードゲームで頑張っているお店やメダルゲームで頑張っている店に積極的に出かけてお金を落とすことくらいです。


バイヨンについてですが、先日のブログの結論にて「プライズに特化せず生き残っている店舗は逆にチャンス」や「バイヨンはメダルを磨きます」等、極めて前向きな発言がされていたのを聞いて応援したい気持ちになりました。

バイヨンTVにてどのようにメダルを磨いていくのかとか、電気代が上がって大変な窮状を具体的な数値を用いて説明するなどしていただければ、1月から実施している営業時間短縮の対応も納得できるかもしれません。
ぶっちゃけ「時間がない旨連呼しながら遊ぶだけの動画」には飽きてきたので、いつもと違う内容に挑戦していただきたいなと思います。 



最後に「ぼくがかんがえたバイヨンのけいえいかいぜんさく」をどうぞw

・100円2プレイという安価設定で低稼働のMAコーナーの見直しが急務。 
あのコーナーの営業係数はJR久留里線の末端区間といい勝負なんじゃないかな。
まずは100円1プレイにするべき。 
100円2プレイでも良いと思えるのはクイズゲームのみです。
また、稼働の極端に低いゲームは外して、台数の間引きをしても良いと思います。

・ドリンクと飲食物のカウンター販売廃止
 あのタイプのドリンクは利益率が高いと聞き及んでいますが、開店から20年が立ち人件費光熱費が高騰しており、店内や店舗入口に自販機が設置されていることを考えると早急に廃止するのが良いかと。
 飲食物はコスト増もありますが、コロナ騒ぎで店内での飲食に抵抗感がある人が多くなったと思いますし冷食をチンする電気代節約の観点から廃止してみてはどうでしょう。 近隣に飲食店やコンビニもあるので困ることはないと思います。

・布おしぼりの廃止
布おしぼりがあるのは大変ありがたいのですが、なくても致命的な影響はない。
廃止して使用済みのおしぼりの回収や補充などの人件費と電気代を節約。
代替えとして紙おしぼりを置くのも良いと思います。

・照明のLED化
 ゲームセンターの電気代のうち照明代は多くを占めていると聞き及んでおります。
 点灯時間の長い箇所からLED照明化すしてみてはいかがでしょうか。(すでにしていたらごめんなさい)

・全体的にゲーム画面の輝度を少し落とす
 ちりも積もればなんとやら。

・(やってほしくないけど)エアコン設定温度の変更
夏や冬は空調に関わる電気代が多くを占めると聞き及んでおります。
1度程度の上げ下げなら許容できます。

 
ゲーム機の電源OFFは起動時間の長さや基板へのダメージを考えると現実的ではないかな。

電気代高騰の根本対策としては原発再稼働になりますが、やるとしても数年先になるでしょう。
それまでの間は国策で電気代ガス代の高騰を抑えてくれることを願うしかない。

「電気代値上げ」への1件のフィードバック

  1. 私は、弱い手のとき強がり、強い手のとき弱気の素振りをみせる—pokerのそんな格言を思い出しました。
    レトロ寄りに尖ったことも電気代嵩む要因かな。
    youtubeやめて、その時間でアルバイトでもしてよと思ってます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

six + 13 =