最後のスタンプラリー(2018/5/26)

タイトルの件について先日概要のみ記載しましたが、詳細を記載します。(長文画像大量留意)
この日のお題目は。
・くりこま高原駅で高速通過の新幹線を見物・撮影する。
・鉄道むすめスタンプラリー(仙台市営地下鉄、SAT、IGR)
・マイナーな交通機関で移動する。
・盛岡名物を食べる。

乗車券は毎度おなじみ週末パスと、フリーエリア外のくりこま高原<=>盛岡の普通乗車券の組み合わせ。

まずは上野駅へ。
13.5番線に四季島号(お一人様ツアー込み32万円から)が停車していました。
お金と心と時間に余裕のある人がステータス欲求のために乗る列車です。

私は新幹線ホームへ向かい(はやぶさ併結)こまち号で仙台へ。
こまち号は編成が前よりになるのではやぶさ号より空いているようです。
あっという間に仙台に到着して、仙台空港線直通列車に乗り換えて仙台空港駅へ。
前回同様2両編成で混雑していましたが座れたのでゆっくり移動できました。

前回撮影忘れた駅名標を撮影して、杜みなせラッピング自販機で飲み物補充。
この自販機ですが、よくよく見ると商品を取り出すとき、必ず胸部等に手が触れてしまう卑猥な仕様となっております。

改札で運賃精算してスタンプを押印。
仙台空港鉄道は鉄道むすめのアピール強め。

この後の乗換まで25分ほどあるので、空港内でトイレを借りて展示物等見学。
仙台空港も東日本大震災の際、3mの津波が押し寄せ、死者がでる大きな被害が出ています。

自然災害は本当に怖い。

時間が来たので空港を後にします。
ここからは、岩手県北バスが運営する松島海岸行きの直通バスに乗ります。
1000円という料金から一般道を走るバスかと思ったのですが、高速道路経由のバスでした。 これでバスガイドが添乗して観光案内、松島海岸までリクライニングシートに確実に座れて1時間で到着。 すごい割安感がありますが、乗客が5人程度でどうみても赤字です。
自治体から補助が出ているのかな、

高速道路の風景。 ここら辺(仙台市若林区)も津波の被害が大きく、唯一の高層建築物がこの高速道路のみということで、高速道路によじ登って一命を取り留めた人も多いとのこと。
今は一定間隔で階段が設けられており、津波時の避難場所となっているそうです。(バスガイドの説明より)

バスの終点は観光物産館前。 松島海岸駅よりも観光スポットに近く利便性が高いです。 定刻8分遅れで到着。 

早速松島を見物。 200円払って福浦橋を渡り、福浦島を散策してきました。

数十年ぶりにきましたが、日本三景だけあって景色が良いですが、海の水質が東京湾並に悪いですね。
どうやら湾になっているので水が汚れやすいようです。

島から対岸を見ると「THE ニッポンのカンコウチ」的な風景が広がります。
観光地沿いに無理矢理林立しているホテル、土産屋群。
これぞ日本の観光地ですわ。

あまり時間がないので適当に切り上げて仙石線の松島海岸駅に向かいます。 観光客が多すぎて歩きづらいことこの上なし。(by観光客)この電車に乗って仙台へ・・・は行かず、途中の多賀城駅で下車します。

多賀城駅からはミヤコーバスに乗ります。
スタンプラリーのスタンプ設置の仙台市営地下鉄荒井駅行きのバス(土日のみ1日8本運行)に乗車します。

見知らぬ土地の路線バスに乗ると電車からは見えない街の風景が見えるのがよいのです。
このバスは仙台港アウトレットモールや水族館を経由するので、多賀城や荒井からお出かけ用の路線という位置づけなのでしょう。
多賀城から荒井まで乗りとおす客はやはり私一人でした。
地下鉄駅なのにやたら横長の荒井駅が見えてきました。
定刻3分遅れで到着。

スタンプ押印。改札目の前だったスタンプ台が駅脇のコインロッカー付近に移動していました。

八木山ベニーランド行きの地下鉄にのって仙台へ。
お腹が空いたので、仙台駅では赤皿貝炊き込みご飯を購入して、やまびこ号車内で昼食。 美味でした。

本日のメインイベント、高速通過新幹線撮影・見学のため、くりこま高原駅へ。

駅前に謎の巨大水車があるくりこま高原駅。
何もないと思いきやイオンモールがあったりしますが、駅前から水田が広がるのどかな駅でした。

1時間後の次のやまびこ号まで下り1本、上り2本の通過電車を見学しました。
通過時の振動、強風にびっくりしましたが、推定310km/hで通過する列車は迫力満点。
とても楽しめました。
動画はこちら(ニコニコ動画)
※2022年6月動画をニコニコ動画に変更。

再度やまびこに乗車して盛岡へ向かいます。
17時を過ぎて、低くなってきた陽が田植え直後の水田をキラキラと照らす車窓が綺麗でした。

自由席でも99.999999%座れる区間、時間帯ですが混雑回避のため全て指定席にしました。

新花巻出発後、トイレに席を立ったら1車両貸切り状態でした(笑)
盛岡に到着。スタンプを押しにIGR岩手銀河鉄道の改札に向かいます。

この区間乗車の際、きっぷが5枚になり、自動改札が通れないので有人改札を通りました。
改札の駅員さんが新卒新人っぽい小柄な女性駅員で、笑顔で対応してくれて超好印象でした。
そして乗車券を確認が終わり笑顔で「どうぞお通りください!」といわれたと思ったら、週末パスを全力で回収されましたw
(先輩駅員が慌てて週末パスを返却してくれました。)
この一連の出来事が本日のハイライトでした。

気を取り直してIGRのスタンプ押印。
前回スタンプが破損していて文字欠けしていた部分があったのですが、予備スタンプに交換されたようで綺麗に押せました。
上記画像の見所は右上の運賃表ですね。 とにかく高い。
並行在来線の第三セクター化による運賃値上げは新幹線開業の闇の部分です。

というわけで本日も乗車しないのですが290円区間の切符を記念に購入してちょっとだけ売上げに貢献してきました。

そして、駅ナカでご当地系の菓子類を色々購入し、じゃじゃ麺の元祖店「白龍(パイロン)」に入店。
一言で表すとご当地B級グルメですね。

じゃじゃ麺(中盛り600円)とチータンタン(50円)を注文。 注文を受けてから麺を茹でるスタイルで20分ほど待ちました。

画像上段がじゃじゃ麺です。 うどんのような麺にキュウリ、刻みニンニクと肉味噌がのっています。
よく混ぜて食べて見ると、ジャージャー麺より大分あっさりした感じです。
味が単調で好き嫌いが分かれそうな味ですが、個人的には好み。
皿にのっている赤い塊は紅ショウガの固まりで時々かじるとさっぱりします。

そして下段がチータンタン。 麺を食べ終わったら皿の上に玉子を割り入れ、玉子を溶いた状態で店員に皿を渡すとそこにそばのゆで汁と肉味噌をいれてスープ状にしてくれます。
このまま飲んだら何も味がしなかったので卓上の塩胡椒、肉味噌追加投入、ラー油数滴垂らしとしたらちょうど良い味になりました。
じゃじゃ麺の由来、チータンタンの注文方法等の説明がメニューに丁寧に書かれており、初めてでも戸惑うことなく注文できたのが好印象。

ご当地グルメということで、派手さはありませんが、また食べたくなる素朴な味でした。
駅ビルに進出しても中盛りで600円と安いのも嬉しいですね。
店内を見渡すと年配客から学校帰りの女子高生まで、幅広い年齢層の地元民で満席状態でした。

当初予定より新幹線を一本遅くしたので時間に余裕あり。
外に出て駅舎を撮影。
ちょうど当初乗る予定だったはやぶさ・こまち号が停車中。 一本後にしておいて正解でした。

乗車する「はやぶさ号」は「上野を通過する」という致命的欠点を抱えています。(こまち併結もない列車なので、函館から最速列車と思われます。)
仕方ないので東京駅まで乗車です。

ここからは「日本橋口を使って東西線大手町駅えの乗り換え」を試そうと思ったら、19:30で閉まっている罠。
東海道新幹線側は終日空いているのですがねぇ。

仕方ないので総武快速線に乗り換えて、錦糸町からタクシーで帰るいつものパターン。

乗車券等。 松島海岸から多賀城までの240円の切符は週末パスがあるのに誤って買ってしまったものです。

スタンプラリー(2周目)の最終結果。
今日の分(右下)は最後なので2個づつ押してみました。
達成率は20/32。

1周目とはルートを変えたり、スタンプのみで素通りした箇所を回ったりしたので、楽しめました。

巡った路線の私的ベスト3

3位 伊豆急行
片瀬白田駅~伊豆稲取駅までの海岸線を走る区間の車窓が素晴らしかった。
城ヶ崎海岸の景色も良かった。
東京から比較的近いので行きやすいのも良いですね。
一番印象に残っているのはsuicaで下車したときに引かれる額の高額さですが(笑)

2位 のと鉄道
JRの廃止路線を引き受け、道路網の発達で非常に苦しい経営状況の中「のと里海里山号」という豪華観光列車で客寄せをはかっており、私もこれがなければ乗りに行かなかったかも。
豪華な弁当、アテンダントの流暢な沿線案内ときめ細かな人的サービスに感動しました。
能登の内海を眺めることができる車窓も素晴らしく、天気が良いときに再訪したいと思いました。

1位 大井川鐵道(井川線)
ダム建設のために建設した路線を観光用に転換したため、すごい険しい山中をゆっくりと走る個性的な路線。
終始圧倒される大井川沿いの雄大な自然。
天気も良く遠路はるばる行った甲斐がありました
災害に弱い路線であり、経営状況も火の車なので、本当にいつまで乗れるかわかりません。
紅葉の時期に平日休暇を取って再訪したいと考えています。

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