来店頻度の低い錦糸町のパチンコ店にて、貯玉・貯メダル再プレイ手数料を徴収するようになったという噂を聞いて、仕事帰りに立ち寄ってきました。
変わったのは2025年1月1日からとのことですが、前回行ったのが12月4日なので、変更後に行くのは初めてです。
まずは店舗見学。 金曜夕方で稼働は1.5割くらいとパチスロ店にしては厳しい。
空いている台に座って会員カードを挿入するといつもは「再プレイ可能枚数」が500枚と表示されるのですが、0枚のまま。 残高は表示されていて再プレイボタンは押下可能となっていました。
再プレイ可能枚数が撤廃された代わりに50枚払出ごとに6枚の手数料が取られるようになりました。 手数料率は12%ですね。
で、どこにもその旨記載がなかったのですが、わかりにくい場所に提示されている遊技約款に記載を発見。

クリックで超拡大。 該当箇所を暗くしてあります。
ぶっちゃけると「特殊景品に交換して、景品を売却した場合」と「再プレイでメダルを出して遊んだ場合」の価値が同等となり、貯メダルをするメリットは「端数をお菓子などに交換せず、56枚貯まったら再プレイ1回分遊べる」ことだけになります。
当該店舗の状況を数字にすると以下の通りです。(面倒なので3店方式の過程は省略して金額表記)
・1000円での貸出枚数46枚 @21.7391
・貯メダル再プレイ
昨年まで→1日500枚(10,869.55円分)上限で手数料なしで引き出し可能。
貸出単価は@21.7391で等価交換相当で遊技可能。
500枚以上は残高があっても引き出せず、以降は現金投資になる。
今年から→50枚引き出すと残高から56枚引かれる。
貸出単価は@19.4099となる。
店舗の景品表示価格
0.3g金景品6000円 交換枚数310枚 @19.3548
0.1g金景品2000円 交換枚数104枚 @19.2307
1.0g銀景品1000円 交換枚数52枚 @19.2307
こんな状況なので本日は遊ばずに端数を残して1546枚を交換してきました。
交換した結果は0.3g金景品6000円×5枚 1枚当たり交換枚数309.2枚
店舗の景品表示価格は最大値なので単価は変動します。
これがわかりずらい要因となっています。
6000円景品の単価は309.2枚で1枚だけ交換だと端数切上で310枚になります。
2000円、1000円の景品はちょっとだけ割高になります。
今回のように6000円景品を5の倍数で交換するのが一番お得です(今回は偶然一番お得な枚数になりました。)
上記引用ツイートでは全く同じと書かれていますが、
貯玉再プレイは50枚→56枚交換で手数料12%、景品交換は46枚→52枚交換で手数料相当額13%なので、貯玉再プレイの方が若干お得。
前述の「一番お得な枚数」で景品交換すると46枚→51.53枚となり、手数料相当額は12.02%となります。
なので「貯玉の意味ないだろこれ」と言って毎回景品交換すると若干損します。
ベターな立ち回りは「基本貯メダルで遊んで、景品交換するときは6000円景品を5の倍数個で交換する」ということになります。
今まで500枚は等価交換相当で遊べるサービスだったのですが、これが廃止になった形。 今までより1164円くらいの値上げということになります。
この店はメダル貸出が46枚単位で再プレイが50枚単位のためややこしくなっています。
都内のほとんどの店は貸出46枚に合わせて再プレイ上限460枚、再プレイ1回46枚になっていますので、そういった店で手数料が導入された場合は現金投資と貯メダル再プレイの差異はなくなります。
ただし、特殊景品端数の問題は変わらないので端数切上が発生しない枚数での6000円景品交換が若干お得なのは変わりません。
ここら辺の情報はなかなか表に出てこないものなので、備忘も兼ねてざっと書いてみました。
わかりずらい文章で申し訳ありません。
最後に個人的な感想になりますが、手数料を取ることについてはユーザーとしては嫌ですが、昨今の人件費、光熱費、物価の上昇を考慮すると仕方ないかなというところ。
自分が今パチンコ店に一番言いたいことは「等価交換営業ヤメロ」です。
埼玉、千葉、神奈川は等価交換店が多いようですが、設定1でも出率100%以上のパチスロ技術介入機に客が殺到し、そのしわ寄せで釘調整でいくらでも割を下げられるパチンコが全く回らない、スロットも低設定ばかりという状況になっています。
歪な営業形態を続ける店舗が悪いということです。(技術介入機しか打たない客が悪いというわけではありません。)
このような状況が続くとユーザーが減少して業界が衰退してしまいます。
貯玉手数料については全国に広がって「等価交換営業」の店が消滅することを望みます。
短期的には客が減るかもしれませんが、業界のことを長期的に考えたら良いことだと思います。
東京都は10年前に等価交換廃止になりましたが、みんな普通に営業しているし遊んでいるので大丈夫ですよ。
貸出時と景品交換時のギャップを大きくして、釘や設定状況が良くなるのが理想ですね。 20年くらい前の40玉交換のパチンコ店では海物語が1000円で25回転は余裕で回り、時短中は玉がモリモリ増えるのが普通でした。
最後になりますが、今回のお店の対応で一番問題なのはこんな大事なことが遊技約款にしか書いていないこと。
店員さんに確認したら現在は遊技約款以外に告知はしていないとのことでした。
上記引用ポストを見ると「再プレイ無制限」とメリットを大きく記入していますが、「手数料が新たに12%かかる」デメリットは一切書いていません。
現状は約款を読み、店員さんに手数料の価格を確認しない限り遊技前に事実を知ることは出来ません。
この対応は度し難いものがあります。 正直「この会社はデメリットは意図的に告知しない悪質な会社なんだなぁ。」という印象を受けます。
悪い噂はあっという間に広がる現代においてこのような対応をすることは理解に苦しみます。
「こんな店は経営母体ごと潰れてしまえ」と思いましたが、そうするとふじみ野バイヨンも閉店することになるので大変悩ましい所ですw
最後まで読んでよかった
と思った記事でした。
内容はあまり嬉しくないものでしたが。
一番言いたいことを最後に書きました(笑)
手数料徴収については(都道府県単位で)結束の強い業界なので、都内でも導入が進むものと予想しています。