エアロゾル>飛沫>接触

先日書いた感染経路の件について、診療の手引きも更新されたようです。
https://www.cbnews.jp/news/entry/20211104155756

厚労省の事務連絡はこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00214.html

(リンクはPDFファイル)7ページの伝播様式の記載がガラッと変わっています。
手引きの5.3版 手引きの6.0版
「飛沫感染」「接触感染」の文言が完全消滅しました。


指定感染症解除されるまでは会話時や咄嗟の咳・くしゃみに対応できないシーンでは引き続きマスク必須になりますが、「換気の良い場所で、会話なく、咳エチケットが出来ていれば」マスクしなくても特に問題ないということがはっきりしました。

逆に、換気の悪い場所であればマスク+フェイスシールドとかしても無意味になってしまいます。

これって、オリパラ開催時の「ステイホームでテレビ観戦!」が全くの逆効果だったってことになるのでは。
真夏の住宅なんて最も換気悪い場所になるので、そこで家族揃ってわいわいTV観戦したら感染しやすい環境のできあがりじゃないですか。

日本の陽性者数が世界的に少ないのは「マスク着用率の高さ」もあると思いますが、「換気の悪い環境が少ない」方が効いているのかも。
そう考えると「99%の乗客が無言の通勤ラッシュ電車」は安全だけど、「通路まで立ち客のいる新幹線の自由席」は結構危険かも。
公共交通機関は電車の換気能力を盛んにアピールしていますが、「それ、満員の時も同様の効果あるんですか?」といつも疑問に思います。

これからは人の多い場所を避けるよりも、換気が悪くて会話が発生する場所に長時間滞在を避けることに重きを置いた方が良さそうです。
新コロが収束して2019年以前の日常が戻ったとしても、気を付け続けるべきことです。

そう考えると職場のバックヤード、喫煙所、更衣室などは狭くて会話が発生しやすいので危険ということになります。
8月頃は店舗の臨時休業が散見されたのも納得です。

後は世の中全体がこの情報更新をきっちり把握して適切な対策を実施してくれることを願うばかりです。

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