バス特廃止の流れ。

関東首都圏のバス会社で共通導入されている路線バス割引きサービス「バス特」の廃止が一部事業者で行われるようです。

国際興業バス
https://5931bus.com/news_details/id=3013

西東京バス
https://www.nisitokyobus.co.jp/info/19632.html

この後、続々と他社局からも同様のリリースが出て、年度内に完全廃止の可能性もありそうな気がします。
都バスの回数券(販売終了)をもっと買っておけばよかったと若干後悔。

しかしながら、上記リリースの「終了の理由」が非常に腹立たしい内容。

---【引用】---
おかげさまでICカード利用割合が9割にまで達し、ICカード乗車券の普及・利用促進という当初の目的を達成したことから、一部サービスを終了させていただきます。
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ICカード導入前はプリペイドカード方式で5000円購入で5850円使用可能というものでしたが。これは小銭不要の利便性と「割引きサービスが無期限で享受できる」という使用頻度にかかわらず、恩恵が受けられるものでした。

ICカードのバス特は計算期間が1ヶ月で累計1000円ごとにポイントがついて次回乗車時に割引きされるというサービスで、「使用頻度が低い人は実質値上げのサービスダウン」というのがユーザーの受け止め方でした。
当時「ICカードの普及・利用促進のため導入」という言葉は聞いたことありません。

なんで素直に「運転手いねぇ、維持費は上がりっぱなし、例の病のせいで乗客減りまくりでもう無理ポ。 でもお上が運賃値上げ認めてくれねぇ。 会社潰れたら元も子もねぇから仕方なくバス特廃止します、実質値上げです。 ごめんちゃい。」と言えないのでしょうか。

個人的には素直に苦しい現状を説明して、値上げします、減便しますなど正直に言ってくれた方が誠実に感じます。
上記会社のような取って付けたような理由で凌ごうとするのは嫌ですね。
一般的にはその方が受けが良いのでしょうか?


個人的に好きなタイプの告知実例。

2020年3月に訪問した和歌山電鐵の掲示




私が利用する都バスも「バス特廃止の可能性」があるので、とりあえず回数券を温存中。
都バスの場合「IC乗車券で乗り継ぐで2乗車目は100円引き」という良サービスがあるのですが、これも廃止になるかもしれません。

バス社局のニュースリリースにしばし注目です。
この御時世なので「付加サービスの廃止→運行本数の削減→さらなる運賃の値上げ」の流れには抗えないのかな。

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