8月10日(祝)は先日購入した3600形記念きっぷを使いがてら、山万ユーカリが丘線に乗ってきました。
ついでに千葉都市モノレールのグッズを買いに千葉に寄り道して、その道中で3600形リバイバル塗装車に運良く乗車することもできました。
(以下画像多めです。)
記念きっぷは「高砂から500円区間」と「宗吾参道から500円区間」なので、まずは高砂までsuicaで乗車して一旦下車。
駅ナカコンビニでお茶を購入して有人窓口から入場。
ちょっと驚いたのが入鋏印ではなく、昔ながらの鋏で物理的に入鋏されたこと。
京成てやっぱ保守的なのかな。(他には「終日無人駅がない。」「ワンマン運転を実施していない」等)
快速特急と普通列車を乗り継ぎユーカリが丘へ。
山万ユーカリが丘線までは徒歩2分程度の距離で乗り換えは便利。
窓口で一日乗車券(500円)とクリアファイル中心にグッズを大量購入して支援。
「Yukari Line girls」という自社オリジナルキャラを展開しており、グッズ販売も積極的です。
ユーカリが丘線はラケット状の路線を反時計回りに走る1周14分の短い路線。
山万という不動産屋がユーカリが丘の宅地開発に合わせて開業した新交通システムです。
愛知にあった桃花台新交通と同じ仕様の路線とのこと。 詳しくはwiki参照。
特徴としては「シンプルな駅名」と「非冷房の車両」でしょう。
乗車したら外と同じ温度。 天井の送風口から熱風が出てきて、走行中は窓の外から風が入ってきますが、開口部が狭いため、とにかく暑い。
車内にはうちわと、クーラーボックス内に保冷剤でがっつり冷やした紙おしぼりが設置されており、大々的にアピールされています。
ただ1周するだけではつまらないので、まずは「女子大駅」で下車。
大泉学園駅と同様、駅周辺に大学はありません。
ここから隣の駅まで800mくらいなので、徒歩で移動します。
道中に電車の車庫があります。 風景に目をやると遠くには高層マンション群が見えますが、手前は未開発地域と水田が広がっています。
不動産屋が宅地開発に合わせて開業したということで「リアルシムシティ(またはA列車で行こう)」なわけですが、風景を見るとそんな感じがします。
曇っていたのでちょうど良いと思ったら歩くときだけ晴れてくるのよね(笑)
汗だくになって到着した隣駅は「中学校駅」
ローマ字の最後は伸ばさない表記になっているのでこれでは「ちゅうがっこ」になってしまうのでは?
各駅にはちゃんと(レトロな)自動改札がついています。 無論、IC乗車券は使えません。
この駅がユーカリが丘駅から一番遠いからか、他駅より利用者はかなり多かったです。
一旦ユーカリが丘に戻り、発車寸前まで冷房付き待合室で待機してもう一周乗車。
と思いましたが、車内があまりにも暑いので路線が分岐する「公園駅」で下車。
これまたシンプル過ぎる駅名。
「公園」という単語がつく駅名は日本全国津々浦々にありますが、シンプル過ぎて重複駅名がないという奇跡。
時刻表を見るとラッシュ時は8分間隔、日中は京成の快速電車の接続に考慮した20分間隔となっています。 休日の朝はユーカリが丘で即折り返しをして16分間隔で運転。
路線の構造上「1編成で16分~間隔」か「2編成で8分間隔」しか設定できないようです。
目を引くのが始発列車の早さ。 調べてみると2016年4月のダイヤ改正時に設定したようです。
これに乗って京成上野行きの始発列車に乗り継ぐと、勝田台から東葉高速乗り換えで大手町に5:56到着。
船橋から乗換時間6分でシビアですが総武快速線に乗り換えると東京着5:44、品川着5:54なので東海道新幹線の始発に乗れます。
車内より、高架線上にあるホームの方が風も吹いているので遙かに涼しい。
8分ほど待って戻ってきた列車に乗車してユーカリが丘へ。
ラケット状に環状運転しているので、ユーカリが丘に着くたびに先頭車が入れ替わるのが面白い。
このおかげでヘッドマークなどの撮影はしやすくなっています。
Yukari Line girlsギャラリー
掲示が完了した「こあら1号」に掲示されていた「宮小路さくら」のヘッドマークはユーカリが丘駅に展示されていました。
のぼりも展示されていましたが、横浜市営地下鉄と同じように裏返しで設置されていました。 なにか業界のルールがあるのでしょうか。
今日走っていたのは「こあら2号」で「海隣寺ゆかり」のヘッドマークが掲示されていました。 反対側には「おしぼり電車」のヘッドマークが取り付けられています。
「宮小路(みやこうじ)」と「海隣寺(かいりんじ)」は佐倉市の地名が由来のようです。
あの駅名では鉄道むすめのように、駅名由来の氏名設定は無理ですなw
いまや冷房車が当たり前ですが、たまには昔の不便な時代を思い出すためにこういうのも良いと思います。
昔の人はこんな暑さの電車にネクタイ+スーツで乗車率300%の電車に毎朝乗っていたことを想像すると、「冷房車が当たり前の現状」がとても素晴らしいことであると再認識できます。(しばらく汗が止まらなくて大変でしたが)
駅も軌道も簡素な作りでコストを抑えている印象ですが、昭和55年製造の車両でいつまで走らせるのか。 新車はいつ入るのか気になるところです。
京成で宗吾参道駅へ移動→すぐに折り返し記念乗車券で乗車して京成津田沼→千葉線に乗り換えて京成幕張本郷で下車。
この往復時に斜面に住み着いて話題の「ヤギ」が見えないか注視しましたが、全く見えませんでした。
京成幕張本郷駅にあった京成パンダのドット絵風のイラストが秀逸。
駅窓口付近に展示されている幼稚園児の作品が素晴らしい。
ふと手前に目をやると「京成パンダ」の推しの強さに圧倒されます(笑)
記念きっぷの区間では京成千葉まで乗れないのでここで下車しました。
ここからはJRの方が若干早くて運賃も安いので総武線で千葉へ。
ここで京成幕張本郷駅に到着する京成3600形リバイバル塗装車を目撃しました。
千葉駅到着後速やかにモノレール千葉駅へ。
新型感染症の影響でパネル設置、グッズ販売を全て取りやめていた千葉モノレールですが、現在は元に戻りました。 窓口でクリアファイルを購入し、昨年購入して未使用の一日乗車券があるので、ちょっとだけ乗車。
鉄道むすめ「葭川となみ」のヘッドマーク付き電車に合わせて予定を組んだので千葉みなとまで乗車。 撮影をしつつ千葉で県庁前行きに乗り換え。
唯一の未乗車区間、葭川公園~県庁前間に乗車しようかと思いましたが、3600形リバイバル塗装車に乗るため葭川公園駅で下車して京成の千葉中央駅まで徒歩で移動。(所要時間5分)
車体がピカピカでした。 京成というと「赤帯+青帯」のイメージですが、30年くらい前は赤帯のみでして、その頃の塗装にリバイバルされたわけです。
車内の扇風機とか、青地に白文字の行き先表示ももうすぐ見納めかな。
(京成のリバイバル塗装は「もうすぐ廃車」のフラグでもあります)
幕張本郷で目撃した電車から時刻を逆算した結果ちょうどタイミングがあって乗車することができました。
後は快速特急と普通列車を乗り継いで帰宅。
この時期の成田空港行は着席困難なのですが、本日はどの電車も末端車両は乗客が10人未満で閑散としていました。
個人的には超快適で良いのですが、流石にこれは厳しい・・・
「中山ゆかり」のグッズとか出してくれれば売上げに貢献できるのですがね(笑)
グッズと乗車券
例によってかさばらないクリアファイルとアクリルキーホルダーを購入。
山万のクリアファイルのキャラが右寄りになっている理由が気になります。(設計ミス?)
記念乗車券は使用することにより「オンリーワン感」が上がります。
山万の一日乗車券はコアラのイラストがいっぱい描いてありますが、2種類の絵を左右反転、色変更で増やしています。
設備だけでなくこういうところも簡素化していると。
車内で配布されていた「紙うちわ」が面白かったので大きな画像で掲載。
裏面の没ヘッドマーク集のボツの理由が面白い。
表面はイメージキャラクターの2人が。 顔が紅潮気味なのは車内の暑さを示しているものと思われますが、名札が名字でなく名前で書かれているのがいただけない。女性従業員の名札が「名」で書かれているといかがわしい店を連想してしまいます。
動画です。(2分13秒、容量32MB)
1.中学校駅でのユーカリが丘線入線。
2.地区センター→ユーカリが丘間の車窓。
昭和で時が止まっている交通機関とタワーマンション、ショッピングセンターが建ち並ぶ町並みの対比が面白い。
棒読み気味の自動放送も特徴的。
3.例のヤギさんが出没する区間。 動画撮りましたが、見当たりませんでした。
なお、往路に確認した反対側の道路は見物客3人くらいで路駐する非常識な人がいなかったのがとても好印象。
4,千葉中央駅での3600形入線。
京成名物の「遅延時は電車が止まる前に発車ベルが鳴る」シーンが収録できたので満足(笑)