新型感染症の件は政治家の決断(感染症法1類・2類相当扱いの解除)を以て収束の流れとなったので、2月に個人的妄想を書き記して終わりとしていましたが、連休明けあたりから色々動きがあったので記事にしてみます。
ちょっと古い話ですが、3月末にエアロゾル感染を認めるというニュースがありました。
「感染研がエアロゾル感染認める 飛沫、接触の報告書から一転」
https://mainichi.jp/articles/20220329/k00/00m/040/168000c
2021年10月下旬頃に厚労省の資料上エアロゾル感染が主経路に変更になっていましたが、このタイムラグは何なんでしょうか。
3位だったエアロゾルが強烈な末脚で差し切って逆転勝利といえますw
感染経路をまとめると。
1.エアロゾル感染 →換気の悪い空間だと数時間に渡りウイルスが空気中に漂い、それを吸い込んだ場合。
2.飛沫感染 → くしゃみや咳や大声での会話で飛んだ飛沫を直接浴びた場合
3.接触感染 → 低確率なので過度な心配不要
4月以降、朝夕の電車混雑が2019年頃のレベルに戻りつつあると感じています。
私が毎朝乗っている路線も今年の3月くらいまでは車内奥に移動できるレベルだったのですが、4月以降は扉の前にしか乗車できないほど混雑しています。
やや早めの時間に出勤しているので学生が戻った分の混雑かなぁと思いましたが、JRのアプリで混雑率を眺めていると、2021年には見られなかった「かなり混み合っています」表示をよく見るようになりましたし、朝の5分程度の恒常的な遅延も発生しています。
感覚的には感染症流行前の90%くらいまで乗客が回復し、JRの場合ダイヤ改正で本数を減らしていますので、その分が相殺されてトントンになっているのかな。
山手線は車両ごとの混雑率が閲覧できますが、全車両赤アイコンは壮観です(他人事)
これだけ混雑していると電車の下の方は換気不十分になり、特に着席している客の感染リスクはそれなりにありそうです。
最近気になったニュースなど。
・10万人当たりの新規陽性者数の「接種者と未接種者数の比率」が突然逆転した件。(CBCニュース)
この統計資料を根拠に政府や自治体は接種勧奨していたのに、統計方法が誤っていて根底が覆ってしまいました。
未接種者の方が慎重に行動しますし、ワクチンは重症化防止のためであることを考えると修正後の値も妥当に感じますが、このようなことをすると接種勧奨のため恣意的に誤ったデータを流していたのではないかと疑ってしまいます。
・これはちょっと笑えるやつ。 高齢者の摂取率が100%超えた件
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000940730.pdf
リンク先PDFの4ページ目に注目。
80代、90代男性の接種率が100%を超えています!
これの原因なんですが、2・3ページ目の下段注釈に書かれていますが、分母となる人口統計が令和3年度の値を使用しているため。
分母は1年前の情報ですが、分子は直近の情報なので80代90代の摂取率が100%オーバーとなりました。
100%を超えて良いのはパチスロとかメダルゲームのペイアウト率だけ。
厚労省の情報を信用して皆活動しているのに、これはいただけませんね。
・マスク着用の「緩和」と「再周知」について。
内閣官房HP
https://corona.go.jp/emergency/
厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/qa-jichitai-iryoukikan-fukushishisetsu.html#h2_4
厚生労働省のチラシにわかりやすく書かれています。
○屋外では、人との距離(2m以上を目安)が確保できる場合や、【距離が確保できなくても、会話をほとんど行わない場合は、マスクを着用する必要はありません。】
○【屋内では、人との距離(2m以上を目安)が確保できて、かつ会話をほとんど行わない場合は、マスクを着用する必要はありません。】
【 】で囲んだ部分が今までと違うところ。
屋内の「2m以上を目安」の部分の解釈次第ではパチンコ店は遊戯中はマスク不要にできそうですね。 パチンコ店におけるマスク着用は店の決まりなので仕方ないのですが、現状ではほとんどの店が「加熱式タバコは席での喫煙OK」となっており、矛盾した状態になっているのが納得できないところです。
パチンコ屋は喫煙可能時代の設備で換気性能がすごく、屋外と大差ないと2年前くらいは盛んにアピールしていました。
屋外並の換気状況であることと、1年以上加熱式タバコ喫煙OKにしているにもかかわらずクラスターが発生していないことを見ると、「会話時をしないときはマスク不要」というルールになってほしい。
あわてて周知を始めたのは外国人観光客受け入れのためと、デメリットの大きい乳幼児にマスクをつける人があまりにも多いことが原因と思っています。
乳幼児~小学生くらいのマスク姿を見ると8割くらいは感染予防効果なしの付け方しているので、本当に意味がないと思う。
成人だって感染予防になる正しい装着している人は少数派だと思います。(私自身も満員電車乗車時以外は装着適当です。)
先日客の戻った居酒屋(ガラス張りで店内がよく見える店)を通りがかったところ、店内の客はほとんどノーマスクで談笑しながら楽しそうに飲食を楽しんでいますが、店外で並んで待っている客や歩いている人たちはみんな無言でマスク。
2年前から続くこのコントはいつ終わるのかな。
個人的に思うのがマスク着用の要否と合わせて、咳エチケットの周知も必要だと思います。 マスクをする目的は飛沫を飛ばさないことだけなので、「常にハンカチを持ち歩いてくしゃみ咳が出そうなときは口元を覆う」などの周知も併せてするべきかと思います。
感染症予防の肝である「飛沫を飛ばさない」という目的を達成するための手段がマスク着用なのですが、手段と目的が入れ変わっているように思えます。
色々なリスクを考えて行動できる人が少ない用に感じています。
わかりやすい動画を見つけたので貼っておきます。
とはいえ、「無症状感染の適用、濃厚接触者追跡、強制入院・隔離の法令」がある限りは元の生活に戻るのは難しい。
戦争が続けば兵器を販売しているメーカーが儲かるように、コロナ禍が続くと儲かる人たちがいるのでしょう。
その人達への忖度が不要になれば法令の変更も進むと思いますので、参議院選挙終了後の首相の動向に注目しましょう。
結局「法令が変わるのを待つしかない」といういつもの結論になってしまいます。